主体的に大学生活で学ぶための土台をつくる

学びの仕掛けづくり

主体的に学ぶための土壌づくり / 自己理解 / 自己表現 / 関係性構築

背 景

清泉女子大学地球市民学科では、社会問題を分析し、解決へ導くための力を身につけることを目指しています。
その目標に向けて、大学生の自己肯定感と社会に主体的に関わる姿勢の育成、これからの時代で活躍するための思考力・判断力・問題解決能力の涵養の必要性を感じていました。

一方で、これらの資質・能力を身につけるための土台が育ちきっていないという課題感を抱いていました。自己表現を避け、他者の目を気にしている学生たちの様子が見られたのです。自分の気持ちや考えに目を向けて、素直に表現することが苦手な学生が多いという状況が生まれていました。

取り組み

1年生に向け、SELをベースとしたオリエンテーションを実施。これからの4年間の大学生活でより良い学びを獲得できるように、学びの土壌づくりを行いました。
自己理解や他者理解を行った上で、学生同士の信頼関係を構築。その過程で、大学での機会を学びや閃きにつなげることを体感するプログラムを設計しました。

成 果

オリエンテーションを経て、ノンジャッジメンタルでいることを体感覚的に理解し、自身の感情への気づきや、それを表現することができるようになっていきましした。
自分自身について知り、それを伝える経験を通して仲間と協働するための土台が構築されはじめ、大学生活で学びを積み上げていくための準備が整い始めています。

rokuyouのアクション

  • 受講学生像(どんな課題があるか、期待する変容)についてヒアリング
  • オリエンテーションの設計・実施

過去の取り組み

・セルフアウェアネス(セルフリーダーシップ)授業のカリキュラム作成・実施

プロジェクト関係者からの一言

古屋 七美

古屋 七美

  • rokuyouラーニングクリエイター

大学に入学したばかりのタイミングということもあり、他者の目を気にしている学生たちの様子が多く見られました。大学生活スタート時期で、自分の気持ちや考えに対する気づき、それを素直に表現することの重要性を感じていただける機会となりました。さらに、他者と協働しながら自分で決定し実行するというオリエンテーションでの経験も学生たちの自信につながったと考えています。これらの体験が、今後の大学生活の学びの充実につながると信じています。

プロジェクト詳細

期 間 2021年〜2024年
関わった人数 rokuyou 4名 / 先方プロジェクトチーム 4名
プログラムを受けた学生 200名程度

プロジェクトに関わったメンバー

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